合同会社Z2Aでは、岡本漁網株式会社様にて、生成AIの基礎理解と業務活用を目的とした生成AI研修を実施しました。

今回の研修は、2026年3月20日と4月29日の2回にわたって開催し、生成AIの基本的な考え方から、ChatGPTの使い方、業務での具体的な活用方法までを段階的に学んでいただく内容としました。第1回は「生成AIを知ってもらい、仕事でもっと使いたいと思ってもらうこと」を目的に実施し、第2回では「普段の業務での使い方を作ること」を目的に、より実務に近い内容を扱いました。

生成AIの基本から実務活用までを段階的に学習

第1回の研修では、まずAIとは何か、生成AIとは何かという基本的な内容からスタートしました。

生成AIは、文章・画像・音声・表・グラフなどを、自然な日本語で指示することで自動生成できる技術です。研修では、ChatGPT、Gemini、Claude、Copilotなどの汎用型生成AIに加え、画像生成AIやスライド生成AIなど、さまざまな生成AIツールの種類も紹介しました。

また、生成AIでできることとして、文章生成・要約、情報収集・整理、資料作成、データ分析、画像生成、動画生成、音楽作成、プログラミングなどを取り上げました。単なる流行のツールとしてではなく、日々の業務を補助する実用的なツールとして理解していただくことを重視しました。

安全に使うための注意点も解説

生成AIは便利な一方で、誤情報の生成、プライバシーやセキュリティ、法的・倫理的なリスク、依存リスクなどにも注意が必要です。

研修では、生成AIは「万能な答えを出すもの」ではなく、あくまで人間の判断を補助するツールであることを説明しました。特に、業務で利用する場合には、機密情報や個人情報を安易に入力しないこと、出力内容をそのまま信じず確認することが重要です。

さらに、ChatGPTのセキュリティ設定についても紹介し、モデル改善への利用をオフにする設定など、実際に使う前に確認しておきたいポイントも取り上げました。

ChatGPTの使い方とプロンプトの考え方

研修では、ChatGPTのログイン方法や基本的な操作方法に加え、生成AIに対する指示文である「プロンプト」の考え方も解説しました。

生成AIをうまく使うためには、ただ「メールを書いて」「資料を作って」と依頼するだけではなく、目的・条件・出力形式を具体的に伝えることが重要です。

例えば、メール文を作成する場合には、

「誰に向けたメールなのか」
「何を伝えたいのか」
「相手に何をしてほしいのか」
「丁寧に書くのか、短く書くのか、柔らかく書くのか」

といった条件を整理して伝えることで、より業務で使いやすい文章を作成できます。

第2回では、より実務に近い活用方法を実践

第2回の研修では、前回の内容を振り返ったうえで、より日常業務に近いテーマを扱いました。

主な内容は、メール文章の作成、画像読み取り、計算補助、Excelでの活用相談です。特に、実際の業務で発生しやすい「文章作成に時間がかかる」「計算や確認作業に手間がかかる」「Excel関数の作成で困る」といった場面を想定し、生成AIの使いどころを具体的に紹介しました。

Excel活用のパートでは、出荷予定日と出荷日を比較して出荷遅延を判定する関数、数量と単価から金額を計算する関数、数量と重量から合計重量を計算する関数、伝票Noの重複をチェックする関数など、実務で使いやすい例を取り上げました。

生成AIを「明日から使える道具」にするために

今回の研修では、生成AIそのものの仕組みや知識を学ぶだけでなく、参加者の皆さまが普段行っているPC作業の中で、どの業務に生成AIを活用できそうかを考えるワークも実施しました。

例えば、メール文の作成、社内文書の整理、ヒアリング内容の改善、計算補助、Excel関数の作成など、生成AIは日常業務のさまざまな場面で活用できます。

重要なのは、いきなり大きな業務改革を目指すのではなく、まずは「少し面倒な作業」「毎回時間がかかっている作業」「誰かに聞きながら進めている作業」から生成AIを試してみることです。

合同会社Z2Aは地域企業の生成AI活用を支援します

合同会社Z2Aでは、企業の業務内容やIT活用状況に合わせて、生成AI研修、業務改善支援、AI活用コンサルティング、システム開発を行っています。

生成AIは、単に導入するだけでは効果を発揮しません。現場の業務に合わせて「どこで使うのか」「どのように使うのか」「どのようなルールで運用するのか」を整理することで、はじめて実務に役立つツールになります。

今後もZ2Aでは、地域企業の皆さまが生成AIやデジタル技術を活用し、日々の業務をより効率的に、より創造的に進められるよう支援してまいります。